KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

紀伊國屋がAmazon対策で、村上春樹の本を買い占め?

土曜日の日経新聞朝刊に面白い記事が載っていました。紀伊國屋が、9月に発売する村上春樹の本をほぼ独占的に購入するというものです。

紀伊国屋書店は21日、インターネット書店への対抗策を発表した。9月刊行予定の人気作家、村上春樹氏の著書の初版10万冊の9割を出版社から直接買い取り、自社店舗のほか他社の書店に限定して供給する。
紀伊国屋、村上春樹氏新刊9割確保 アマゾンに対抗、書店に限り他社にも供給 :日本経済新聞


なかなか紀伊國屋も頑張るな、と言う印象を持ちました。同時に村上春樹の本は、それだけコンテンツ力があるんだな、と。村上主義者としては嬉しい限りです。記事によると初版の10万冊のうち、9割に当たる9万5千冊を出版社から直接買い取り、紀伊國屋で販売するそうです。限定的に他の書店にも供給する、と書いてあります。

Amazonには5000冊しか行かないそうです。

ただ、紀伊國屋は今回の買い取り分は、余っても返品できない仕組みになっているそうで、売れ残りリスクを抱えると言うことになります。まあ、村上本なら10万冊は売れるでしょうねぇ・・。

気になる増刷分については検討中だそうです。ちなみに9月発売の村上本というのは、「職業としての小説家」というタイトルです。

 

職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

 

 
今のところ、Amazonで予約を受け付けていますね。9月10日発売予定です。私はAmazonで買おうかしら(笑)。