藻谷浩介という人が書いている「デフレの正体」という本をGWに読んでみました。2010年6月10日に発行されてから、現在までに17版が発行され、50万部以上売れているベストセラーです。結論から書くとめっちゃ面白かったです。経済に疎い僕でも一気に読み進めることが出来ました。総務省などが発表している統計・データを紹介しながら、わかりやすく現在の日本を解説しています。
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
- 作者: 藻谷 浩介
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: 新書
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著者は、「日本政策投資銀行参事役」というなにやら聞いたことがない機関のお偉いさんのようで、この本は過去行ってきた3000回以上の講演会を基に書き下ろされたものです。
肩書きは、非常にお堅い感じだったので内容も難しいのかなと思ったんですが、読みやすく、わかりやすい文体だったため、多少難しいデータが出てきてもすっと肩の力を抜いて読むことが出来ます。この人は難しいことを、シンプルに誰にでもわかりやすく解説することができるプロなのだなと感じました。
- なぜ、2000年代前半に好景気だったのに、一般家庭の消費が上がらなかったのか
- バブルの原因は何だったのか
- 少子高齢化という言葉はおかしい。別々に考えなくてはいけない
など、自分が疑問に思っていたことがことごとく書かれていたので、一気に読み終えました。人口の推移というのは、経済に大きく関係しているのだなと前から感じていたことですが、本書のようにデータを使って紹介されると目からウロコでした。超オススメ本です。