KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

【book】内藤忍の資産設計塾【第3版】

2012年で、もっとも個人的に革命的だったのが「お金の使い方が変わった」ことでした。8月に弟から誰も教えてくれないお金の話 (Sanctuary books) という本を教えてもらい、すぐに読み、自分のお金の使い方がおかしいことに気づいたのでした。そしてファイナンシャルアカデミーという学校の存在を知ったのでした。この学校、無料でセミナーを開いているのですが、そのセミナーにサッカー日本代表の川島永嗣が参加したこともあるそうです。

僕もそのセミナーに参加してみました。講師は、フリーアナウンサーのきれいなお姉さん。もともとNHKでアナウンサーをやっていて、今はフリーになっているそうです。そのお姉さんがお金の使い方について教えてくれました。

それらの出来事が自分のお金の使い方を変えてくれました。毎月の収入からどれだけ貯蓄に振り分け、さらに自己投資や株式投資など、「こんな風にお金を使うと貯金も出来るし、有効な使い方が出来るのか!」と驚きの連続でした。

そのファイナンシャルアカデミーが「お金の教養フェスティバル」というものを2012年9月17日に開催してくれました。メインは竹中平蔵さんの講演だったのですが、個人的に印象に残ったのが第3部で登場した内藤忍さんでした。

内藤さんのお話のタイトルは「富裕層に学ぶ100万円から始める資産運用」。その時はまだ全然投資について知らなかったので、内容を聞いてもよくわからなかったのですが、話を聞いたイメージとして「この人は堅実な投資をしそうな人だな。」というものでした。

投資って言うと、うさんくさかったり、変に煽るだけだったりすることがあるのですが、内藤さんはそういうこともなく、「投資は地道にこつこつやることが大事です。」ということを強調していました。好感が持てる内容だったのです。

内藤さんは、Twitterやブログ(ほぼ毎日更新)もやっているので気軽に考えに触れることが出来ます。僕もちょこちょこ内藤さんのブログを訪れるようになりました。

前振りが長くなりましたが、その内藤さんが11月に本を上梓されました。タイトルは「内藤忍の資産設計塾【第3版】」です。


今は、自民党衆院選で大勝し、株価がぐいぐい上がっています。そんな中で個人投資家がどのように自分の資産を運用していくかがこの本に示されています。派手なもうけ話はなく、例によって堅実な内容になっています。

まず、投資をする時の心構えから書いてあります。そして、投資をするものを11個の分類に分けてリスクの大きさ、お金の流動性(すぐに現金化できるかどうか)など事細やかにそれぞれ紹介されています。

また、読者の所持金に合わせてどの資産をどういう比率で持っておけばいいかという提案も書かれています。非常に投資初心者にわかりやすく、自分のお金をどうすれば安全に殖やせるのかが書かれています。

僕は、日本株の個別銘柄をいくつか持っているのですが、もう少し投資信託に振り分けようと思いました。でも個別銘柄もいろいろ勉強になって面白いんですけどね。すごく良い本だと思います。