KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

3月のFOMC議事要旨から

今日の日経夕刊、見ましたか?1面に「米、年内の資産縮小示唆 FOMC議事要旨」というタイトルが出ていました。米国の景気がよくて、国債を購入する量を縮小しようというお話です。

FOMCでは参加者の大半が「再投資政策の変更は年内が適切だろう」と判断。資産圧縮の方法などを今後詰めて公表する方針を確認した。保有債券を市場に直接売却すれば影響が大きいため、FRBは満期まで持ち切って徐々に償還する考えをすでに表明している。今回の会合では再投資を一度にやめれば長期金利の上昇リスクを招くため、段階的に縮小する案も検討した。
米、年内の資産縮小示唆 FOMC議事要旨  株高に警戒感も :日本経済新聞


FRBが、年に3回の利上げを行うと言っておりますが、利上げをすると現在持っている国債の価格は下がります。そうするとFRB保有している国債の価値が下がるわけです。含み損を抱えるわけですね。

価値が下がる国債なんて、市場ですぐに売ってしまいたい!と通常であれば考えますが、そこは影響力のあるFRBですので、満期を迎えた国債の再投資を止めるというマイルドな対応になっています。

トランプさんが大統領になったときには、イエレンさんとうまくやっていけるんだろうかと思っていましたが、割りとFRBの独立性は尊重してくれているみたいですよね、トランプさん。ダウは少し上がりすぎだという声がありますが、間違いなく米国の景気は良いようです。