KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

うっちーの引退試合に当たって。

ザッケローニの時の日本代表は、うっちーがいたから「アイドルの追っかけ?」みたいな女子がたくさんスタジアムにいました。今、あの女の子達はサッカーファンでいてくれてるんでしょうか。今日のうっちーの引退試合を知っているのでしょうか、ということをふと思いました。


サッカー日本代表
日本代表の試合


32歳で引退というのは早いなぁと思いました。うっちーはSNSもやらないし、あまり記者にも多くは語らない選手のようなので詳細は不明です。個人的には、やっぱり怪我が潜在的に残っていて2010年代前半のようなパフォーマンスを出すのは難しいのかもしれないと思っています。


シャルケ時代にUCLのベスト4まで進み、日本人としてはなかなかない高みまで行ってくれた選手だと思います。



上の本はとても面白かったです。この中で怪我のことも書いてあり、確か両足の長さが違うのでどうしても片方の足に負担がかかってしまう、みたいなことを書いていました。


ブラジルW杯の年に怪我をしてブンデスリーガは欠場したけど、W杯は出た、というところでシャルケとしては本当はW杯に出場せずに休んで欲しかったのかなぁと思いましたが、その辺りも色々な記事を読みましたが、結局よくわかりませんでした。ただ、うっちーはブラジルW杯を境にそれほど目だったプレーができなくなったように思います。


左の長友選手が豊富な運動量で器用にクロスを上げるのに対して、うっちーはどちらかというと単純なクロスよりも「転がした方が良いかな?」という考えを持ってグラウンダーを蹴るような、「考えるSB」という印象でした。点を取るイメージはないですが、うっちーが出場するとその試合の勝率が良い、というのは選手としては嬉しかったんじゃないでしょうか。


何にせよ、浦和の試合と被ってしまうのでうっちーの引退試合をライブで見ることが出来ませんが、一時代を築いた選手だったなぁというのが私の印象です。内田選手、お疲れ様でした。