戦後最大の思想家と言われた吉本隆明さんが亡くなられました。87歳、肺炎だそうです。糖尿病で、ヘビースモーカーだったそうですから、それを考えるととても長生きで大往生だったのではないでしょうか。娘のよしもとばななさんが、Twitterでお父さんことをつぶやいておられます。
みなさん、ありがとうございます。父は最後まですごくがんばりました。父が危篤なことを言えずつらい一ヶ月でした。一時はもちなおしたのですが。たくさん会ってからこちらに来たので、悔いはないですo(^▽^)o父は仕事をすっぽかすのを嫌ったので半泣きで韓国、いや香港に来たのですが、ば
— よしもとばなな (@y_banana) March 16, 2012
僕は、吉本さんを知ったのは、糸井重里さんがきっかけでした。「ほぼ日刊イトイ新聞」を毎日のように読んでいると、吉本さんのことが頻繁に書かれてあります。糸井さんは、吉本さんのことがよっぽど好きだったんだなと感じられます。僕も、ほぼ日で吉本さんのインタビュー記事を読む度に、面白い考えの人だなと思っていました。
2008年に糸井さんが企画した「吉本隆明 芸術言語論」は、会場まで行って聞きたかったですが、結局NHKの放映で見たのでした。初めて動く吉本さんを見ましたが、80歳を超えてもこういうクリエイティブな活動が出来るんだなと感じるものがありました。
いろいろな報道やWebでの反応を見てみると、僕らの世代よりも団塊の世代に大きな影響を与えた人なんだと思います。ご冥福をお祈りします。