先日、ほぼ日で藤野英人さんの講義が載っていると書きました。嫁さんがたまたま藤野さんの本を持っていたので借りて読んでみました。めちゃめちゃ面白かったです。
投資家が「お金」よりも大切にしていること (星海社新書)
著者:藤野 英人
発行日:2013-02-26
ほぼ日の藤野さんの講義を詳細にすると、この本になるのかなという内容です。藤野さんは明治大学で商学部の学生に教えているのですが、働くことについて学生が持っているイメージは、ネガティブなものが多い。
大学生の時にアルバイトをするのですが、居酒屋さんとかレストランとか飲食店が多く、あまり労働環境がよくない。それを見て学生は「やはり働くことは辛いことなんだ。」と思う。
一人の人間が会社で働いている時に、一生懸命やって成果を上げる時もあれば、サボっている時もある。一人の人間だけじゃなくて、多数働いている中でも、居眠りしている社員もいればばりばり仕事をしている人もいる。それを全てひっくるめて会社なんだと言うことです。
2002年から2012年で、「失われた10年」と言う呼ばれ方をしますが、これは日経平均がほとんど上がっていないことを指すことが多い。上場している会社の株価を見ると、70%の会社の株価が上がっているにもかかわらず、日経平均はほとんど上がらなかった。
これは時価総額の大きな大企業の株価がほとんど上がらなかった、もしくは下がったからです。これは、サラリーマン社長になった人は、できるだけ波風立てずに役割を務めることが多いからだ。
と言うようなことが書いてありました。面白い話が盛りだくさんな本です。是非読んでみて下さい。