この試合の主役は、雨と原口元気。後半開始とともに強く降ってきた雨に合わせて、浦和が立て続けに3点入れました。前半の1点と合わせて4ー0の楽勝ムード。今シーズンで最もお祭りムードとなった瞬間でした。
しかし、その後、雨が止んでいくのに合わせてサガン鳥栖の逆襲が始まりました。わずか4分間の間に3得点の猛攻。お祭りムードだった浦和のスタンドが静まりかえり、いつ追いつかれるかもしれない不安を胸に「ヾ(♯゚Д゚)ノウラーワレッズ!!」の叫び声。
何とか、そのまま試合を終えることが出来、勝ち点3をゲットしました。雨が強く降ってからは、水たまりが出来、浦和のパスが回らなくなったというのが、後半押された原因の一つです。
もう一人の主役、原口は試合が始まる前から目立っていました。ゴール裏のサポーターがずっと原口コールをしているのです。五輪の選考から落ちた原口はTwitterでもコメントしていました。
いつも応援してくれている皆さんへ。ありがとう。そして、今回は期待に応えられなくてごめんなさい。正直悔しすぎる、でも、俺は落ち込まない。明日から新しい目標に向かってちゃんと前を向いてやっていきます。だから、これからも応援して下さい。恩返しはブラジルで!
— 原口元気 (@Haragen24) July 2, 2012
そんなわけで、サポーターからの熱い声援を受けた原口はこの試合、2得点しました。7月7日の七夕に、背番号7の梅崎が前半7分にゴールしたのも面白かったのですが、やはりこの試合の主役は原口。1点目を入れた時に雨に濡れながら原口は泣いていました。
さて、ここから原口はどのような成長を遂げるのでしょうか?濱田水輝も実は同じように五輪選考から落ちてしまったのだが、クローズアップされたのは原口でした。濱田も偉大なるセンターバックになって欲しいです。
個人的には、久しぶりにランコ・デスポトビッチがリーグ戦に出てきたのが見物でした。1点入れられそうな場面もありましたが、この試合も無得点。やはりナビスコだけに強いのか、ランコ。
さて、次はアウェイの新潟戦。何とか首位の仙台、2位の広島にくっついていきたいものです。