今日は書評です。うちの母は、たまに本を贈ってくる習慣がありまして、独身の時はそのままスルーしていたこともあったのですが(苦笑)、嫁さんが先に読んでエラく感動したようだったので読んでみました。
「また、必ず会おう」と誰もが言った。
著者:喜多川 泰
発行日:2010-11-18
タイトルは、”「また、必ず会おう」と誰もが言った。”です。本屋さんで予約する時に少し言い辛いタイトルです。村上春樹の本も覚えにくいタイトルがありますが、これはこれで覚えにくいですよね。
読んでみた感想ですが、母と嫁が絶賛していたこともあって、斜に構えて読み始めたこともあり(笑)、落ち着いて読むことが出来ました。一番よかったのは、主人公の中学生が、とある事情でほぼ無一文で東京から熊本の自宅に帰ることになるのですが、泊めてもらう先々で掃除を頑張っていたことです。
ただ単に泊めてもらうよりも、より現実味が出てよかったです。そんなできた中学生は、おるんかなとも思いましたけどね。読んだ後に、心の中にほんのりと残っているような物語です。