あいにくの雨ではありましたが、入場者数は38,000人を超え、試合内容もなかなかにドラマチックな展開で楽しい1日となりました。
私が面白かったと感じたのは、以下の5つ。
- 札幌って本当にマンツーマンなんだ
- 酒井がいなくて、明本が右サイドバック
- 中村桐耶の退場を引き出した小泉のパス
- ショルツの先制点
- 他の得点シーン
札幌って本当にマンツーマンなんだ
事前情報として札幌はマンツーマンと聞いておりました。実際に観てみると、本当にマンツーマンでした。見た感じ、最終ラインも結構人に付くので、ラインコントロールもあまりしていない印象でした。凄いな、オフサイドトラップとかないんでしょうね。
小泉佳穂があまりボールに絡めなかったのは、荒野がベッタリくっついていてライン間でボールをもらうのが難しかったんでしょうね。現代サッカーはライン間をどう攻略するか、と言うのが一つのキーだと思うのですが、ミシャ監督のそれに対する回答はマンツーマンなんでしょうね。イタリアで気を吐いているアタランタもマンツーマンDFを採用していますし、じわっと増えるのかも知れません。
酒井の代役として明本を右で使う
試合後の監督コメントを読むと、右利きの馬渡か左利きの明本を右SBで使うか迷ったようですが、戦術的に左利きの明本を使ったと言うことでした。
(酒井宏樹選手が怪我をしている中で、どのような決断で明本考浩選手を右サイドバックに起用したのか?)
「アキ(明本考浩)か、馬渡和彰にするか、という選択肢がありました。この試合に向けてのビルドアップのゲームプランは、左利きの選手がいたほうが良い、というものでしたので、本日は明本がスタメンに入りました」
マチェイ スコルジャ監督 札幌戦試合後会見 | URAWA RED DIAMONDS OFFICIAL WEBSITE
サイズで言うと明らかに酒井が飛び抜けて大きいのですが、試合を観ていて明本のジャンプ力半端ねえなと思っていました。西川も明本を狙って蹴ることがしばしばありました。スコルジャ監督がどういう意図で左利きの明本を使ったのかは不明ですが、左利きの選手が右サイドでボールを持つと、ボールを隠しやすかったり、CBから来たボールをボランチにワンタッチで出しやすかったりします。
あとは、利き足と言うより明本のフィジカル能力もスタメンで使うに十分な資質なんだと思います。
もっと書こうかと思いましたが、時間切れでひとまず札幌戦の感想はここまでにしておきます。