KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

アーセナル対マンUを観て、驚いた件。

DAZNから私の好きなプレミアリーグが消えて、どうしようかなぁと思案に暮れておりました。それでもDAZNでスペインやイタリアのリーグも観られるし、W杯もあったしで、しばらくプレミアリーグから離れていたのですよ。



うっすらとアーセナルが調子いいことやリバプールが全然ダメなこと、マンUにテン・ハーグ監督がアサインされて最初は勝てなかったけど、最近改善してきたことはニュースでフォローできておりました。


で、個人的にはマンUが上位に順位を上げてきたことが嬉しくて居ても立ってもいられなくなってきたわけです。そして監督はあのテン・ハーグ。2019年のアヤックスは本当に良いチームとして印象に残っていたので、マンUで一体どんなチームを作っているのだろうかと興味が湧いてきました。


日本でプレミアリーグを観ようとすると、ABEMAかSPOTV NOWのどちらかです。最初は、ライブであれば無料で観られるABEMAを利用しようかと思ったのですが、例えばちょっと前にあったマンチェスターダービーなどはABEMAでやってないわけです。そこでSPOTVについて調べてみたのですが、なんとシーズン残り半分くらいのところで、「ハーフシーズンパス」という形でサービスを売り出していて、税込み6500円で今シーズン残りのプレミアリーグが全て観られるということでした。


マンUをなんとかして観たい私は、速攻で申し込みました。そしてまず観たかったマンチェスターダービーを観ました。かなり面白かったです。あの低迷していたマンUがシティに勝てるんだなと、胸が躍りました。まさに「Manchester is Red!」。その勢いで、現在トップを走るアーセナルとマンUを観ることにしました。この試合がかなり衝撃的でした。まずはハイライトをどうぞ。


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「ハイライトをどうぞ」と書いておいて何ですが、このアーセナル対マンUはハイライトでは全くその凄さが伝わらないと思います。とにかくアーセナルがすごかった。アルテタが2019年の終わりにアーセナルの監督になった時、少しだけ試合をフォローしていました。GKから丁寧につないでいくサッカーを目指しているのだという印象でした。数年してまさかこんな強度の高いハイプレスのチームになるとは思っても見なかったです。


マンチェスターダービーで、シティに勝って勢いに乗るマンUを見たかったのですが、私はアーセナルのそのパフォーマンスの高さにただただ驚きました。まずマンUは最終ラインでさえまともにボールを持たせてもらえないのです。最終ラインから猛然とプレスをかけるアーセナルの選手達。なんだこのモチベーションの高さ、そして一糸乱れぬ連動したハイプレスは。


そしてこの強度が、ほとんど終わりまで続いているのです・・。凄かった・・。ただただ凄かった。そしてマンUが逆に高い位置からプレスをかけようとすると、見事にアーセナルの選手達はGKからスルスルとプレスを躱して前進していくのです。これか、アルテタのやりたかったサッカーはこれだったのかと、なんて面白いサッカーをするのだと、何度も言いますけど驚きました。


アルテタがアーセナルを率いた2019-20シーズンからの順位を確認すると、8位、8位、5位となっています。昨年まではそこまでのチームではなかったのでしょうか。どこでスイッチが入ったのだろうかと、そこが気になります。アーセナルファンの方に教えてもらいたいです。


一つ思ったのが、やりたいことがはっきりしている監督が時間をかけてチームに自分の考えを浸透すると、ここまでになるのかと、またこれだけ時間がかかるのかと、サッカーを見始めて10年以上になりますが新しい発見ができた思いです。それだけ今のアーセナルは驚きのチームだと思います。さて、チーム作りに関してはテン・ハーグ監督も負けていないはずです。


今回の試合を見る限りは、アーセナルに完全に軍配が上がりましたが、時間をかけてマンUがどんなチームになっていくのか楽しみなところでもあります。いやはや、やっぱりプレミアリーグは面白いですね。SPOTVを申し込んでよかったです。