一昨日の川崎戦を見ていて、昨季よりもさらに上手になったなと思ったことがありました。
1つめは、ボールを受ける時にそのままトラップすると川崎の選手に取られていたなと思った時に、スルリと後ろにボールを抜けさせてからボールを確保する技術。昨シーズン、相手の選手に囲まれると簡単にボールを取られていたのが、今回どれだけ相手に寄られてもスルリとかわせるようになっていたのが驚きでした。特に柴戸選手が印象的です。
2つめは、川崎の選手2名に囲まれた時、浮き球を使ってプレスを回避していたこと。ロングボールを蹴るのではなくて、3〜4メートルほど離れた選手に浮き球を使って相手選手の足に引っかからないように配慮していたこと。相当プレスをかいくぐる練習をしてきたなという印象を受けました。これで浦和側は簡単にボールをロストすることなく、後ろからつないでいくことができました。
おまけとして、試合開始前の練習も変わっていました。たぶん、スタメン組とベンチ組に分かれていたと思うのですが、スタメン組を2チームに分けてかなり狭いスペースでの鳥かご。その練習をじっと見ていたところ、やはり上手くプレスを躱せていました。新しい選手や布陣に目が行きますが、こういう地道なスキルアップができているから良いサッカーができているのだろうと思いました。
