もう昨年のことになるけど、11月27日に阿部ちゃんの引退セレモニーがあった。6歳の娘と二人で観に行って、私も娘も涙ぐんでいました。
2012年から浦和に戻ってきてくれて、ミシャサッカーで一時代を築いてくれました。サッカーに限らず、プロの選手って個人商店みたいなところがあるじゃないですか。自分のことだけ考えておけばいい、みたいな。それはつまりいつ自分がレギュラーから外されるかわからないから、常に精進していかなければいけない厳しい世界、というわけです。
阿部ちゃんはそんな個人商店の中で、唯一(と言うと他の選手に失礼か)チームのことを考えていた、「ザ・キャプテン」だと思います。技術が通常の選手よりもずば抜けて高いため、プロの選手の中でも「自分のことより他の人」」と言える数少ない選手だったように思います。この選手がボランチというチームの心臓でもあるポジションでプレーすることによって、チームが落ち着いて見えました。
やはりボランチポジションの選手がキャプテンをやると落ち着くと個人的には思います(あくまで個人の感想)。
阿部ちゃんのようなキャプテンが似合う選手って、しばらく出てこないような気がします。クラブが提供してくれた有料動画「REAL」、阿部ちゃんシリーズはどちらも購入しました。2つめは奥さんも映っていて(笑)、大変貴重です。まだ見てない方はぜひどうぞ。