KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

大槻監督が今季限りで退任し、来シーズンからはロドリゲス監督へ。 #urawareds

スポーツ各紙で報じられておりますが、大槻監督が今季限りで退任し、来季からはロドリゲス監督が就任すると言うことです。(まだ公式アナウンスはありません)


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◆リカルド・ロドリゲス・スアレス 1974年4月3日、スペイン・オビエド出身。46歳。同国の現2部オビエドのユース時代、17歳で左膝に大けがを負い、選手生活を断念。オビエド大学でスポーツ科学の博士号を取得。98年からオビエドのコーチ、2003~06年までRマドリード・メキシコのアカデミーダイレクター、ジローナとマラガでコーチを歴任。13年にU―17サウジアラビア代表、ジローナの監督を務め、14年からタイの3クラブ、17年から徳島を率いている。

引用元:【浦和】大槻毅監督、今季限りで退任…後任は徳島・ロドリゲス監督内定 : スポーツ報知


ロドリゲス監督は、1年目からすごくアクティブなサッカーを見せてくれていて、劇的に徳島のサッカーが変わった印象がありました。この監督のすごいところは、だんだん自分の戦術が対策されて通用しなくなったと思ったら、他の戦術を試してそこからまた勝ちパターンを見つけるという技術です。今季の川崎は別にしてJリーグというリーグはチーム力が拮抗していて、一つの勝ちパターンを作ってもすぐに対策を立てられて攻略されるというなかなか難しいところです。


そういうところでスペインからやってきたこの監督は徳島という地域にもなじみ、時には阿波踊りにも参加し、非常に柔軟性のある人柄です。徳島は良い監督を見つけてきたなぁと埼玉から羨望のまなざしで見ておりました。この監督、浦和に来てくれないかなぁとずっと思っていました。でもさすがに徳島が手放さないよなぁ、浦和が強奪みたいになっちゃうじゃないかと諦めておりました。


そこへ来て、この報道です。びっくりです。クロップがリバプールに来た時もびっくりでしたが、今回も劣らずびっくりしました。浦和のフロント様、ありがとうございます!


大槻監督ありがとう。

Twitterではいろんな情報を目にしましたが、浦和が困った時に助けてくれて、本当にお疲れ様でした。なかなか結果が出ず、大敗する時もありました。しかし汰木、マルティノスの両ウィングが躍動し始めた時はとてもワクワクしました。サッカーの監督というのは、急に明日いなくなってしまうような過酷な仕事です。胃がキリキリするようなこともあったでしょう。

退任した後に、どういう方向に進まれるのかわかりませんが、個人的には下平監督のようにどこかのクラブで躍動するようなことになれば嬉しいなぁと思っています。(クラブ内に留まれるのかもしれませんけども)。2019年5月から正式に監督をされているので、1年半ほど指揮して下さいました。3年はこの監督のサッカーを見守ろうと思っていました。少し短い期間だったのは残念です。


大槻監督のサッカーはどちらかというとリアクションサッカーで、ロドリゲス監督はできればボールを持ちたいスタンス。「クラブの目指すサッカーが見えない」という声もありますが、僕はなかなかこの部分は難しいところだと思っています。欧州のビッグクラブでも方針がぶれることはありますし、同じポゼッション志向でもやり方が違うこともあります。「目指すサッカー」については僕は(今のところ)それほど大きなこだわりはないです。


まだ公式アナウンスが出ておりませんし、残りの試合、しっかりと応援していこうと思います。