KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

子どもの教育費について日経新聞の夕刊より

日経新聞の夕刊はほどよく力の抜けた記事が多くて、しかも身近なものをネタにしているので参考になるものが多いです。先週、子どもの教育費について特集が組まれていました。


その記事では、子どもの教育費として銀行預金の次に多いのが学資保険であるが、利用する世帯が2006年度に比べると2.3ポイント低くなっていると書かれていました。理由としては以下の通り。


一つは低金利が長引いている影響で、学資保険の貯蓄性の利点が薄れているためね。支払った保険料に対する受け取った保険金や祝い金の合計の割合を示す「返戻率」や「戻り率」と呼ばれる指標があるの。100%を超えて数字が大きいほど魅力が高いことを示すんだけど、加入の仕方によっては100%を下回るケースもあるわ。子どもが生まれてすぐに契約して運用期間を長くしたり、保険料を毎月ではなくまとめて支払ったりしないと元本割れになる可能性があるから契約時に確認したほうがいいわね。引用元:学資保険に元本割れリスク 教育費はバランス良く準備  :日本経済新聞


これは確かにその通りなんですが、逆に言うと子どもが生まれてすぐ、さらに年払いで加入すると銀行預金よりもリターンは大きいです。さらに自分が死んでしまったとや大きな障害が残った場合は保険料の支払いが免除されます。ただし、記事にもある通り、この低金利の世の中なので大きく増えることはありません。


そこで、投資信託などのリスク商品をハイブリッドで運用するという方法があります。インデックスに連動する投信であれば長期で見れば確実に増えます。ただ、子どもがいざ大学に入学する時などにリーマンショックのような大暴落があると、大きく資産が目減りすることになります。その時に現金に換えて授業料を支払わなければいけなくなると、いわゆる「泣きっ面に蜂」という状況になります。


その時に学資保険であればどれだけ株が暴落しても決まったリターンは必ずもらえるので、リスク分散になります。記事にも同じ内容のことが書いてありますね。


ただし、価格変動で元本割れするリスクは常に意識したいわね。大学受験費用や入学金が必要な時期に値下がりで不足する事態は避けたいわ。引用元:学資保険に元本割れリスク 教育費はバランス良く準備  :日本経済新聞


この子どもの教育費についてはやはり関心が高いのか定期的にこのような特集が組まれて紹介されています。今のような低金利だとやはりハイブリッドがいいのではないかと個人的にも思います。