あんまり「なぜこの選手は試合に出ないのか?」というのは、このブログでは書きません。やはりそこには少しネガティブなところがありますし、選手もそういう記事を見るとあまり気分が良くないと思うからです。ただ、あれだけフル出場を続けていた槙野が急に出なくなると寂しくもあります。「なぜ槙野は出ないんだろう?」と思うのが人情です。
個人的にその理由を考えてみました。一番はTwitterにも書きましたけど、年齢かなーと思っています。
西川 34
— Koji Haruna (@k_haruna) 2020年7月12日
興梠 33
青木 30
長澤 28
橋岡 21
山中 27
エヴェルトン 27
レオナルド 23
汰木 25
岩波 26
トーマス 23
これで11人の平均年齢がちょうど27歳になります。槙野や鈴木をベンチに入れないのはそういうことなんじゃないかなぁと推測しております。 #urawareds https://t.co/W1oH4dGXR3
平均年齢27歳はどこから出てきたの?と言われそうなので、書いておきます。DAZNのコンテンツに、マンUを長く指揮したアレックス・ファーガソンについてBBCのドキュメンタリー映像があります。これ、めちゃくちゃ面白いのでまだ見ていない人はぜひ見てみて下さい。その中で、ファーガソンが選手の年齢について述べているシーンがあります。
そう、ファーガソン時代のマンUの選手平均年齢は一貫して27〜28歳だったそうです。この監督は明らかに年齢を意識してチームをマネジメントしています。思うにサッカー戦術オタクの大槻監督が、これを意識していないわけがないだろうと思うのです。
そこで妻が面白い質問をしました。「でも年俸が高い選手を使わないのはもったいないんじゃない?」
その通りだと思います。もったいないです。槙野選手のようにW杯にも出場したことがある選手を使わないのは非常にもったいないです。ただ、チームの構想みたいなものが監督にもフロントにもあります。そこで話し合いが行われているのかもしれません。強化部が、それで承諾していれば年俸が高くても使わない、という場面もあるはずです。
槙野が33歳、鈴木が30歳。対して岩波が26歳、トーマスが23歳。2人合わせて14歳差があります。浦和は3カ年計画を立てていますが、長期的にチーム作りをしていこうと考えると、岩波、トーマスを主軸に据えるのは妥当に思われます。
暑いから温存している
コロナ禍のせいで、Jリーグはようやく7月から第2節の開催となりました。通常、第2節というのは3月です。まだ肌寒い時期です。それが7月になりました。いつもシーズン序盤に調子が悪い川崎フロンターレが絶好調なのと少し関係があるかもしれません。とにかく暑いのです。そんな時に、ベテランの槙野、鈴木を使いますか。夏場は若手で凌いで、涼しくなってくる秋からベテランも使っていこうと考えているかもしれません。阿部ちゃんを使わずに柴戸をガンガンに使っているのももしかするとそう言うことかもしれません。
まとめると、年齢と夏場。あとは細かい話だとフィード力とか走力とかもあると思いますけど、大きなところではその2つかなと思っています。
ただね
2013年に中村俊輔を主軸としたFマリノスが優勝争いをしたシーズンがありました。この時はたしか平均年齢が結構高かった印象があります。中村俊輔が最年長(35歳くらい)でMVPを受賞した時です。年齢で話をすると、厳しい面がありますが、CBというのはコーチングもしますし、経験がモノをいうポジションです。槙野、鈴木両選手の出場を心ら祈っております。