このブログで別に書かなくてもいいと思ったんですけど、自分の考えていることを整理する意味もあるので、レオナルドのことを記しておきます。レオナルドの長所についてです。
先日、髪を切りに馴染みの理容師さんとこに行きました。そこで「今年の浦和レッズはどうですか?」と聞かれたので、「レオナルドというすごい外国人が入ったんですよ、結構一人でやってくれるタイプのブラジル人です。」と答えましたら、「ドリブルで突破するタイプの選手ですね?」と返事をもらいました。
いや、レオナルドは一人でやり切るタイプですけど、ドリブルで突破するタイプではない。
例えば、昨年の第42節、DAZNの週間ベストゴールに選ばれたこちら。
ゴール前でボールをもらいますが、そこからドリブルで抜こうとはしません。一人剥がして、そこからミドルを打とうとしますが、もう一枚付かれ、近くの味方にボールを預けます。レオナルドに付いていた守備の二人は、当然レオナルドがゴール前に詰めてくるだろうと後ろに下がります。
そこをレオナルドは後ろへバックステップで逃げる。そして、どフリーでボールをもらう。その距離から素晴らしいコースへシュートを打ち込む。ゴラッソ、となるわけです。
レオナルドの特殊なところは、そこは前に出るだろうというところをあえてゴールから離れる方向に位置を取り、どフリーを自分で作り、丁寧にコースを狙うのが非常に上手です。
上の動画も、やはり一人でフリーになりボールをもらい、綺麗にコースを狙ってゴールを奪っています。このシーンは、昨日の浦和対仙台戦でも見たような動きです。まとめるとレオナルドのストロングポイントは二つ。
- ゴールから離れてでもフリーになる選択をする
- ゴールから離れても、精度の高いシュートを打つことができる
一人でやってくれるタイプとは
で、なぜ「一人でやってくれるタイプ」に分類されるのか?あくまで新潟時代のいくつかのゴールシーンを見た感想なのですが、チームの戦術どうこうというよりも、自分でフリー状態を作り、自分で打ち切るタイプなのです。
シュートの精度が異常に良いので、フリーになるためにゴールから離れるのも嫌がりません。そうすると、レオナルドを見るとフリーな場面が多い→とりあえずボール集めるか→おい、そのまま決めやがったよ、となるわけで、「あいつにボール集めればなんとかなる」という意味で、「一人でやってくれるタイプ」に分類されるわけです。
なんていうんでしょうか、バスケで言うとシュートレンジが広くて、ゴール下じゃなくてもズバズバゴールを決める選手ってやはり光りますよね。レオナルドって、そう言う能力が高いです。
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昨日の浦和は、チームとしても連動していましたけど、レオナルドが当たり前のようにきちんとゴールを決めてくれたのが、やはり大きいと思います。あの1点目なんか、簡単にやっているように見えますけど、フリーになる力と、左隅にゴールを決める精度は、惚れ惚れします。
今年の浦和は、補強人数こそ多くはないものの、良い選手取ったなーと思います。