KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

平成の30年間は、まさに文字のごとく平和が右肩上がりに向上しました。

あと1ヶ月で平成が終わろうとしています。昭和天皇が亡くなって、平成という元号になった時に、「へーせー」というやや抑揚のない単語が妙に耳に残りました。

 

「平和がより広く成りますように」という思いを込めて「平成」という元号になったわけです。この30年で果たして平和な世界になったのか。

 

そこは、私の好きなSteven PinkerさんがTEDで語りまくっています。

 

 

この約19分のスピーチ、めちゃめちゃ良いので一度は視聴してみて下さい。この話の中で、この30年間で世界の戦争がどれだけ減少したのか語られています。

 

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世界で起きている戦争は、23から12へ。独裁国家は、85から60へ。極貧地域の比率は、37%から10%へ。核保有数は、6万から1万へ。テロによる死者は、440から238人へと減少しています。

 

20世紀は戦争の時代でした。平成の30年は、ゼロではないですが、より戦争は少なくなり、核の脅威も減少しております。

 

駅にはエレベーターが設置され、子どもの医療費は格段に安くなりました。

 

間違いなく平成は、良い方向に向かった30年だったと思います。ただ、日本を振り返ると経済を優先するあまり、大企業に利益が集中し、個人経営のお店などはなかなか厳しかったように思います。

 

昭和を長く生きてきた人は、「昭和は良かったよ」とよく言いますが、平成も悪くなかったんじゃないかなぁと、あと少ししかない平成を噛み締めながら、そんなことを思っています。

 

平成に感謝の気持ちを示しつつ。