さて、天皇杯を優勝したおかげで他のチームよりも1週間早く公式戦、そしてACLもストレートインです。天皇杯有難や。
試合を観た感想は、だいたいTwitterで流れてくるものと同じで、川崎のチームの完成度凄かったなというところ。浦和はさすが沖縄キャンプでひたすらフィジカル重視で試合してなかったので、全然試合感、攻撃の連携がなかったなというところです。
ほぼ間違いなく、オリヴェイラは年末に勝者になるつもりだ。明日の勝敗や完成度、シーズン初戦に勝って得る勢いではなく、12月に掲げるカップを見据えている。だから焦っていない。とはいえゼロックスで簡単に負ける気もないので、勝ち筋は用意してきた、という感じではないかと思う。
— 96 (@urawareds96) 2019年2月15日
上のツイートの通り、正直なところオリヴェイラ監督は、全然この試合に照準を合わせている感じがなかったです😅。
「川崎強いなー」というのが普通の感覚だと思う。自分もそう思います。ただ川崎は昨シーズンの轍を踏まないために、このゼロックスに照準を合わせて準備していたし、浦和は逆にフィジカルを追い込んだ上で、あえて作り込まずに来てるので、この結果はオリヴェイラ監督も想定内だと思います。 https://t.co/QA0JY3PIiN
— 河治良幸 (@y_kawaji) 2019年2月16日
川崎のチーム作りは知らなかったです。サッカー記者である河治さんのツイートからすると、川崎はこの試合含めて、ACLも最初から全力前進ということで、かなりフルパワーの状況だったのでしょう。
マウリシオ → イワナミ → ハシオカ、川崎に誘導される形でゾーン2でロストし被カウンターが散見している浦和。
— 戸田 和幸 (@kazuyuki_toda) 2019年2月16日
全体にコンパクトな守備陣形は作れているので、攻撃面で見るとここは早めに改善したいポイントでしょうか。
川崎は常に浦和の最終ラインにもプレスをかけていました。ダミアンと中村憲剛にあれだけ追われると、なかなか落ち着いてボールを回せないです。
橋岡サイドにボールを逃したところで、一気に奪い取る、というのが川崎の作戦でした。橋岡選手が取りやすい、というよりも右のマギーニョがまだ未知数ということで、左サイドで取りやすかったのかもしれません。
控えめだったエヴェルトン
青木が負傷のため、代わりに入ったのがエヴェルトンでした。青木の代わりとして、また柏木の代わりとしても期待されている選手です。つまりは、中盤の要。
重点的にこの選手を眺めておりましたが、昨日は無難なプレー、シンプルなつなぎに努めていた印象です。ミスもなく、怒って誰かに詰め寄るみたいなこともなかったので、落ち着いた選手なのでしょう。
昨日は本当に黒子な役割であんまり目立ってなかったので、これから徐々に面白いプレーを見せて欲しいです。
山中、マルティノスの連携
たぶん浦和サポの多くが驚いたのが、山中とマルちゃんの連携でしょう。「あ、そこに出せばマルちゃん対応してくれるんだ?」というのがすごくわかった左サイドでした(笑)。
15〜20mくらい先のスペースに蹴り込むと、マルちゃんはマークされていてもそれを剥がしてスペースに来たボールを受け取り、そのまま左脚でクロスを上げることが出来る、という事実。
普通の人であれば、その15mほどの距離は割と遠く感じるんじゃないかと思うのですが、マルちゃん的にはちょうど良いようで、自分のマークも剥がせるちょうど良い距離なのだと思います。山中選手はそれを知ってると。なかなか面白かったです。
この面でいうと、車屋選手よりも山中選手に来てもらった方が良かった、とも言えますね。
川崎を1失点に抑えた浦和
1-0で負けたのは悔しいですが、正直なところよく前半は無失点で抑えたなと思います。だって、沖縄でほとんど試合してなかったんでしょう(笑)?
そういう意味でいうと、浦和の守備はしっかりと中盤も締めて、大島選手や中村選手に自由にシュート打たせなかったですし、最終ラインもしっかりと保っていて、相手のゴールを2回もオフサイドで取り消しにしました。
さすが守備から作るオリヴェイラ監督。なんでしょう、負けたのに妙に希望を持たせてくれるこの感じは。いよいよ、来週からJリーグですね。今年も楽しみましょう。