もう何回も行っているのですが、今年も日経IRフェアに行って来ました。今回は、東京ビッグサイトです。個人的には東京国際フォーラムが好きです。
日本の3大IRフェアというのがございまして、東証、野村、そして日経が開催する今回のフェアです。今年の3月に東証のIRフェスタがあったのですが、会場が横浜だったのでパスしました。
日本工営(1954)
私がIRフェアに行く一番の理由は、今まで知らなかった会社に出会うこと。と言うわけで、日本工営なんて会社、今まで知りませんでした(笑)。
説明してくれた担当のおじさんも、「うちは、業態的にB to Cでもなく、B to BどころかB to G(Goverment)でした。ですので、積極的に会社のアピールというものを外部にしてこなかったのです。今回の出展も初めてです。」と打ち明けてました。正直で好感が持てる会社です。
会社のHPからです。建設コンサルタントです。はて、建設コンサルタントって何をやるんだ。
説明を聞いていましたが、国内では老朽化が進む橋などの点検、海外ではホーチミンの鉄道建設、イギリスのウェストミンスター宮殿の改修などやっています、と。
いまいちよくわかりませんでした。設計をやりつつ、全体的なアドバイスなどをしていくという仕事でしょうか。とにかく、今まであまり外にアピールしてこなかったのを方針転換して来たというのがわかってよかったです。
西松屋
こちらは、日本工営とは反対に、あまりにも有名な子供向けのアパレルや生活用品を展開している会社です。有名すぎて、四季報なんかでも確認しないのですが、これがまたIRフェアの良いところ。担当者がきちんと説明してくれます。
というのも、西松屋なんて少子化のこの時代、先行きはどうなんだとみんな思っているわけです。業態もよく知っているから、あまり調べない。そこを担当者がきちんと説明してくれます。
まず少子化については、ここ10年は子供のアパレル、生活用品市場は2兆円で推移していると。で、その中で西松屋のシェアは6.8%であると。まだまだ伸び代ありますよ、ということでした。こんな情報、直接聞かないと知らないですよねぇ。
あと、都内の家賃が高いところは狙わずにネット通販で補完しているそうです。ネットの売り上げは33億円。近い将来、120億円にする目標です。こういう話を聞くだけでもIRフェアに来た甲斐があるなぁと思います。
グルメ杵屋
うどんの杵屋さんです。こういう飲食銘柄の説明を聞くときは、なぜそのお店がいいのかとか、味にこういうこだわりがあります、という話を聞きたいのですが、杵屋さんの場合は、テナントの種類が多いこと、うどん店の売り上げをそば屋が上回っていることなどの話でした。
社会事業として、水間鉄道を子会社化して地域貢献している話は良かったです。
ブロンコビリー
ここはですね、この会社がIRフェア常連なので、私よく知ってます(笑)。前日は、社長が来ていたみたいですが、この日はいつもの担当者でした。
少し前に株価が暴落しました。これは、20%オフのキャンペーンを例年と変えたので、投資家が不安がっちゃったみたいなんですよね。ただ、話を聞いていると、会社としても試行錯誤しているようです。まあ、温かく見守れば良いかなという印象でした。
いやぁ、この会社、大好きだなー、私(笑)。頑張ってる感がすごく出ています。
講演会
アニュアルレポートについての講演会を聴きました。もうちょっとアニュアルレポートの見方をやってくれるのかと思ったのですが、いかにアニュアルレポート(統合報告書)が最近注目されているか、という話でした。
アニュアルレポートで高評価のオムロンや野村アセットの方が登壇していました。ESGがバラバラに書いてあるのではなくて、それらが一体感のある書き方をしているリポートが良いのだと芝坂さんという女性が言ってました。
まとめ
二日目の午後に行って、講演会も聴いたので、なかなか個別のブースを回れなくて、そこが少し残念でした。でもブロンコビリーや京急のいつものブース見ると、元気でますね。
行かせてくれた奥さんに感謝しつつ、IRフェアの面白さを実感した土曜日でした。