中断明けから試合内容が右肩上がりだとは思っていたので、面白い試合になるんじゃないかとは思っていましたが、まさかここまでとは。鉄壁の守備を誇る広島相手に4得点の快勝です。
鉄壁の守備というのは、17節を終えて広島の失点数はわずか8という鉄壁具合です。1試合平均の失点数は約0.47で、2位の川崎が13失点(平均0.76)ですからダントツの守備力です。
通常、川崎くらいの失点数で十分にリーグ1位を狙えるレベルなのですが、広島の場合はそれが異次元のレベルなのです。そんなチームから4得点って。ちなみに、今回の試合で広島の失点数は12になったのですが、そのうちの5失点が浦和からです。
いやー、このデータだけでご飯3杯いけますね。試合を振り返りますと、前半は固い内容でまんじりとした中で武藤から興梠のスルーパスにより得点。広島もセットプレーから得点で同点でした。
城福監督も言ってますが、ターニングポイントは後半の始まったところで広島に何回かチャンスがあったのですが、そこを決め切れなかったこと(西川のファインセーブ)、そしてPKです。
PKは精神的なダメージが大きかったようです。そこから広島はやや前掛かりになり、3点目のカウンターへとつながります。個人的には、この3点目が一番好きです。
上の動画だと、もう少し前から切り取って欲しかったのですが、奪う時に広島の稲垣を2人で囲んで一気にボールを奪取します。
そこからファブリシオがドリブルで進んだ時に広島の選手4人に囲まれます。これだけ引きつけておいて、右の柏木へパス。よくぞ見ていた。私はこのファブリシオのパスがこの試合で一番好きです。
そして、どフリーになった柏木はゴール前まで一生懸命走りこみます。ゴール前に走ってきたのは、ファブリシオ、宇賀神、橋岡の3人でした。よく走っていた。ニアに橋岡、中央にファブリシオ、そしてファーに宇賀神と見事に分散して、主にファブリシオに広島の選手が集中します。
そこに、柏木の利き足ではない右足から見事なアシストパス。宇賀神の見事な右足ボレー。惚れ惚れするカウンターでした。このクソ暑い夏場でも、カウンターに3人も走り込んでいるというのが強みです。中断期間中のきついトレーニングの効果が出ています。いやー、素晴らしい!
オリヴェイラ監督が一番喜んでいたのは、4点目のファブリシオのゴラッソでしょうか(笑)。
ひー、楽しい(笑)。次節の川崎戦は、相手の川崎が台風で試合がなかったため、休養十分なはずです。しっかりと回復して臨みましょう!うーん、盛り上がってきた。