ちょっと前まで、ムバッペとかンバッペと呼ばれていたと思うのですが、いつの間にやら「エムバペ」という呼び方でW杯を迎えていたのですね。
このエムバペのプレーは初めて見たわけではないのですが、例えばUCLでPSGの試合を見てもそれほど印象に残っていませんでした。
ただ、19歳でフランス代表の10番を背負うくらいだから、期待は大きいんだろうなというのが、私のエムバペに対する選手像でした。
しかしながら、昨日のアルゼンチン戦を見ていて、エムバペの圧倒的なスピードは、これは素晴らしいなと感じました。初めの1〜3歩くらいの加速力が他の選手とは全然違います。
アルゼンチンのDF陣が全くついていけてませんでした。マスチェラーノもぶち抜かれる有様です。こんなすごい若者がフランスにいたのかと、ようやく気付いた次第です。
また、スピードだけでなく、ボールの扱いも柔らかいですし、ゴール前での落ち着きぶりも19歳とは思えないです。調べてみると、お父さんがカメルーン出身でサッカー指導者、母親がアルジェリア出身で、元ハンドボール選手。
まあ、サラブレッドな雰囲気はある血筋ですね。体のバネが完全にアフリカ系です。すごく面白い選手だと思ったので、応援していたアルゼンチンが負けたことですし、フランス代表に注目して追っかけてみます。