少し前に池上彰さんの「情報を活かす力 (PHPビジネス新書)」という本を読みました。この本では、池上さんの書籍に対する情熱というものが結構語られておりまして、通勤時間に如何に本を読むかということに池上さんは力を入れたのだそうです。
僕も毎日乗る通勤電車で本が読めると良いなと思うのですが、朝の埼京線なんて本が読めたものじゃありません。しかし、池上さんによると、本を読むためにあえて始発の駅に行ってみたり、各駅停車に乗って、時間をかけてでも本を読むスペース作りに考慮したそうです。私もそれに倣って、できるだけ空いている車両を模索しました。
まず武蔵浦和からは、通勤快速は乗りません。あんな乗車率の高い電車に乗ると本なんて読めないです。理想は武蔵浦和始発の電車。朝だと15分おきくらいに出ています。それが無理なら、通勤快速のすぐ後に出る各駅停車。これは比較的空いています。
そして赤羽で、上野東京ラインに乗り換えです。ここでは、品川や熱海行きには乗らずに「上野行き」に乗ります。これまた空いています。上野まで余裕で本が読めます。そして上野からいよいよ職場の東京駅ですが、これは山手線でも京浜東北でも、宇都宮線でも高崎線でもない「常磐線」に乗ります。これがかなり空いているのです。
この常磐線に気づくのに時間がかかりました。ある日、平塚行きの高崎線に乗ろうとしているところにふと隣のホームを見るとがらがらの常磐線を発見したのです。これはテンションが上がりました。上野から東京に行くには、常磐線がとても空いているのです。これを使うことにより、武蔵浦和から東京駅までガッツリと読書時間を確保することができます。時間はかかりますけどね。要は会社に間に合えばそれでいいわけです。
朝の空いている電車って素敵ですよねぇ。