札幌出張の帰りの飛行機で、やはりフェルドマン博士の本を読んでいました。めちゃめちゃ面白いですし、発見がありますよ。今回は、官僚の人事制度が安倍政権になって変わっていたことがわかりました。
ところが二〇一四年に、内閣人事局という組織ができました。管理職の幅広い任免権を官邸が握ったのです。こうなると、官邸の言うことを聞かない官僚は、降格や出向を命じることができるようになりました。規律が良くなったために、財務省や厚生労働省、経済産業省、国土交通省などの人事が、総理の目指す方向に合うようになってきました。政府の行政改革は進んでいると思い
安倍政権になる前には、官僚の人事権というのはその所属省庁が握っていたそうです。と言うことは、いくら首相から「こういう仕事をやってくれよ。」と言われても、その仕事が省益に合致しなければやらなくていいよと言うことになる。なぜなら首相に人事権がないから、やらなくても罰則が与えられないのです。
これを安倍政権になってから内閣人事局という組織を作り、管理職などの任免権を官邸が握りました。これはもう内閣の言うことを聞かざるを得ないわけです。ということで行政改革はそれなりに進んでいるそうです。言われ見れば、あれだけ民主党時代は官僚が言うことを聞かないということが報道されていましたが、安部さんになってからそういうことは聞かなくなりました。そんな変化があったわけです。