KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

なぜギリシャの債務不履行(可能性)が、経済ニュースのトップに出てくるのか。

サラリーマンやっている人で、周りに株をやっていることを言っている人と言っていない人がいますが、僕は結構言う方です。前に勤めていた会社で、堂々と、株をやっていて大いに興味があります、と人事評価シートに書いたところ、持ち株会社に出向になり、思いっきり株式管理部門に配属になった経験があります。

そんな僕ですから、昨日居酒屋さんで焼き鳥を食べていたら、携帯電話に着信が入り、どうしてギリシャがあんなに注目されているんだと、知人が聞いてきても不思議はありません。ちなみに、知人はアベノミクスで株が儲かりそうだと思って始めたクチです。

たいそうなタイトルをつけてしまいましたが、投資家にとって、ギリシャがデフォルト(債務不履行)するかどうかというのは、やはり今最も気になる話題の一つです。他に気になるトピックと言えば、上海総合指数の値幅が大きすぎることと、FOMCがいつ金利を上げるか、ということでしょうか。

中でも喫緊で気になるのがやはりギリシャのデフォルト問題です。なぜ、経済ニュースのトップに出てくるのか。それは、ギリシャのデフォルトにより、マーケットが崩れる恐れがあるからです。

いろいろな経済番組、新聞を読んでいると多数のアナリストが、今回のギリシャについて楽観的です。なぜならギリシャ国債を持っているところも少なく、金融商品もほとんど買っていないからだそうです。

すなわち、ギリシャ債務不履行(借金をちゃらにすること)しても、困る団体が少なく、マーケットにそれほど影響ないんじゃないかというのが大方の予想です。しかし、先日の日経新聞にも書いてありましたが、リーマンショックの時も米国が万全の体制を整えていたにもかかわらず、思わぬところから破綻する企業が現れ、世界金融危機につながった例もあります。

一つの国が破綻するわけですから、影響は計り知れないものがあります。何もないのが一番ですが、やはり経済ニュースとしてはもっとも気になるトピックです。