KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

4月1日の日経新聞は新社会人向け

日経新聞の身内でも回し者でも何でもないのですが、一度読み方を知ると毎朝楽しみでしょうがないのが日経新聞です。今日は4月1日で、新社会人向けにスタートしたコーナーもあるのでブログで紹介しておきます。日経の1面(左上)にも書いてあるのですが、「経済いちから」ということで、5面と17面に新社会人向けのコーナーがスタートしています。電子版から引用しますね。

新年度が始まった。学校を出て社会人の仲間入りをする人、配置換えや転職などで再スタートする人。新たな顔ぶれで心機一転する4月に入ったのを機に、日本経済の大きな課題を覚えておきたい「数字」とともにおさらいしておこう。
数字で知る日本経済(1) 物価「2%」なぜ必要 経済正常化への旗印 :日本経済新聞


まず5面ですが、なぜ物価2%が必要なのか、という経済の数字について説明しています。新社会人の人にとっては、そもそも物価が変わることに自分がどれだけ関係あるのだろうと全く興味がないかも知れませんが(笑)、ひとまず日銀の物価目標が2%というのは心に留めておいて良いでしょう。「ふーん、2%か。」くらいで大丈夫です。それから17面。

4月に入り、3月期決算企業の決算発表シーズンが近づいてきた。企業の開示資料に載っている決算情報はどう読み取ればいいのか、基本をみてみよう。
(わかる財務)決算の読み方(1) 利益は大きく3種類  :日本経済新聞


これはさらに興味ないかも知れないですが、決算の読み方について説明しています。タイトルの右に(1)と書いてあるのは、数日間連続で解説するという意味で、だいたい1週間で完結するはずです。明日は「決算の読み方(2)」という欄があるはずです。

経理以外の人には、普通に仕事をしている分にはおそらく決算なんて気にも留めないでしょう。ただ、せめて自分が所属している会社の決算くらいは知っているようにすると会社や自分の立場、取引先との関係などがより把握しやすいはずです。あと、もう一つ。26面の「M&I」のページです。

きょうから4月。新たに会社員となった人は勤め先で確認したいことがある。財形や社内預金など給与天引きの貯蓄制度があるかどうかだ。天引きは若いころから無理なく資産を形成するのに向いているとされる。天引きの制度の基本と上手に活用するためのコツをまとめた。
(新社会人 お金の備え)給与天引き 確実にためる 財形など 100万円目標に :日本経済新聞


このページ、とても大事です。学生から社会人になったときに一番違うのは、今まで授業料を払っていたのが、給料をもらう立場になることです。新社会人の給料なんてたかが知れていますが、それでも初めてもらうと嬉しくもあり、ぱーっと使いたくなっちゃいます。

その使いたい気持ちをぐっと抑えて、会社に「財形制度」なるものがあればぜひ活用しましょう。その人の生活環境にもよりますが(実家住まいや奨学金返納など)、だいたい手取りの25%を財形で貯蓄すると良いでしょう。そういうことが日経新聞に親切に書いてあります。

日経新聞というのは、何も企業のニュースばかりではありません。個人レベルで役に立つ話もたくさん載っています。おっさんくさいとか言わずに読んでみて下さい(笑)。