KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

最近、サッカー選手の脚が太くないのはなぜなんだろう?

ちょっと前の日経新聞に「(ランナーのホンネ)高校生の躍動感に学ぶ」という記事が載っていました(残念ながら有料会員向けのページなのでリンクはなし)。その中で、

むかしと違って近年のサッカー選手は脚が太くはない。ゲルト・ミュラー(元西ドイツ代表)や釜本邦茂さんのような太ももの持ち主はめったにいない。いまどきのJリーガーの脚はすらりとしている。走る際の体の使い方が理にかなったものに改善されたから、そういう変化が起きているのかもしれない。

と言う文章がありました。言われてみれば最近、サッカー選手の脚は太くない、というかむしろ細い人もいるくらい。昔は、三浦知良の太股ってとても太いというのが話のネタでした。どうして最近のサッカー選手は脚が太くないのでしょうか。

同じく日経新聞ですが、筑波大スポーツR&Dコア研究員の吉岡利貢さんという方の分析が紹介されていました。

「ふくらはぎが太い人ほど、ある一定の速度で走るために、より多くのエネルギーを必要としている」という結果が出た。吉岡さんは「ふくらはぎが太いから経済性が悪いのではなく、悪い走り方をしているから太くなったのでは」とみている。

悪い走り方というのはどういうものなのだろうか?市民ランナーの僕としてはすごく気になります。というか僕のふくらはぎはお世辞にも細いとは言えない太さです。回答らしきものがその記事の続きに載っていたので引用します。

そのためには、着地したときに足首を固定するのが一つのポイントになる。フォーム矯正のためのお薦めが、芝生や砂の上でのランニング。地面が軟らかいため、足首を使って走ったのではすぐに疲れてしまう。だから足首ではなく、股関節を使った大きな走り方が自然に身に付く。上り坂のランニングも、同様に足首では蹴りにくいため、フォーム矯正に有効だという。

個人的には「砂の上でのランニング」というのがとても腑に落ちました。海岸で走ると僕は全然スピードが出ないんです。ということは、膝や足首のチカラを使って走っていると言うこと。膝や足首の筋肉は小さいのですぐに疲れが出るというのを違う記事で読んだことがあります。

疲れないためには太股の、特に裏側のハムストリングという筋肉を使うと良いみたいです。歩く時からこのハムストリングを意識すると、走り方も変わってくるそうなので、そういうところからも変えていきたいですね。以上、走り方についての考察でした。