KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

長期投資の極意は「不況を買う」

日経電子版の”長期投資の極意は「不況を買う」”という記事で、株の買い時、売り時について書かれてありました。参考になったので紹介します。

株式相場が上がると株を買いたくなって、下がれば売りたくなる――。個人投資家が陥りがちな心理だが、長期保有を前提にした投資では、そんな気持ちをぐっとこらえるのが肝心だ。多くの長期投資の成功者は、市場が悲観ムードに覆われているときに粛々と株式を買い、世の中が先高期待の熱に浮かれているときにはひっそりと売っている。長期投資の極意は「不況を買う」


株を安くなった時に買う、高くなった時に売るというのは、当たり前と言えば当たり前です。この記事が良いなと思ったのは、指数の見方が書かれていたことです。「CI一致指数」という指数を参考にしてその時の景気を判断するものですが、Googleで「CI一致指数」と検索をかけると内閣府のページが出てきます。

この中で「長期系列」というエクセルファイルがあります。そのページを見ると、1985年からのCI一致指数、先行指数を見ることが出来ます。これは個人的にかなり参考になりました。ITバブル崩壊の時や、リーマンショックの時にCI先行き指数が、徐々に下がっているのです。

今はどうだろうと見てみると、やはり先行き指数が下がり気味。消費税増税があったので、7月分も確認してみないとわかりませんが、これも下がるようですと、持ち株を現金に換えておいた方が良いような気がしてきます。

ダウNYも様々な意見がありますが、過熱感を感じている機関投資家もいるようですし、そろそろ市場から身をひくことを考えた方が良いかもしれません。じっくりと指数などを確認して、景気の動向を見守る必要がありそうです。