KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

損切りのタイミング

以前にここのブログで紹介した「オニールの成長株発掘法」を最近読み返しています。今日はこの本の中で紹介されていた損切りについて。

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オニールの成長株発掘法 【第4版】
著者:パンローリング株式会社
発行日:2013-01-25

損切りというのは、投資の世界ではよく聞く言葉で、株価が下がって損が出た銘柄を売ってしまうことです。株価がマイナスになったら売れば良いんでしょ?簡単じゃないですか。と言うのは簡単です。

その株をどうして買ったかというと、もちろん株価が上昇すると思ってのことです。それが下がってしまっても、「たまたまタイミング悪かっただけだ。そのまま持っていれば、また株価は上昇するさ。」と言って、持ち続けるのはよくありません。

「オニールの成長株発掘法」では、損切りは、「マイナス8%」で例外なく売ってしまいなさいと書いてあります。例えば、10,000円で買った株がマイナス8%になると、9,200円です。9,200円のものを10,000円に戻そうとすると、実はプラス8%ではなく、プラス8.6%なのです。

10,000円で買った株が30%下がれば7,000円。7,000円の株を10,000円にするには、42%の上昇が必要です。下がった株を上げるのは本当に大変なのです。それであれば、さっさと売ってしまって、他の上がりやすい銘柄に乗り換えた方がいいと同書には書いてあります。

僕も損切りは、8%で行おうと思った次第でした。