KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

【Jリーグ】浦和レッズ対ジュビロ磐田(第19節)

2週間ぶりのJリーグ。18節が新潟でのアウェイだったため、ずいぶん久しぶりな感じのある埼玉スタジアム。4位のジュビロ磐田を迎えての上位決戦でした。結果は2ー0で浦和レッズの勝利。

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駒野、前田という日本代表コンビが怖かったですが、駒野には梅崎、槙野が、前田には永田が徹底マークという形であまり仕事をさせていませんでした。駒野はボールを持つものの良いクロスを上げるところまで行かず、前田はボール自体あまり触れていない印象でした。浦和の守備がかなり機能していたと思います。

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ジュビロは今売り出し中の山田大記が負傷欠場していたのが痛かったですね。攻撃の起点が駒野しかいないというのは、浦和にとってとても守りやすかったと思います。

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ジュビロのプレスが甘かったのか、浦和の攻撃が鋭かったのか、後にならないとわかりませんが、とにかく浦和は試合を重ねるごとに攻撃の形が出来ている気がします。

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阿部勇樹永田充で最終ラインのボールを回し、鈴木啓太がフリーになった瞬間にスコーンと縦パスを入れる。相手のマークが厳しければそのままボールを戻すし、前を向ければ一気にパスコースがサイドやシャドーの二人につなげることが出来ます。鈴木啓太はそういう意味で、最終ラインと2列目をつなげる非常に重要な役割になってきたと言うことです。

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原口の1トップもずいぶん良くなってきました。まだDFの裏を狙う回数は少ないですが、前線から頑張ってプレスをかけるところや2シャドーとの連携は良く出来ていると思います。今回は首をひねってしまったようですが、次節のFC東京戦にはなんとか出てもらいたいと思います。柏木が累積警告で次節は出場停止なので、原口も出られないとなると少々辛いです。

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この試合、原口が負傷退場したわけですが、代わりに出たポポがとてもよかったです。後半のみんなが疲れている時間に、一人でDFラインの裏を執拗に狙って後ろからのロングボールを懸命に収めていました。あのプレイはチームのみんなが休めるし、ジュビロにとっては一気に自陣にボールがやってくるので気が抜けないという1粒で2度おいしいような存在でした。

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柏木はもう言わずもがな、と言う存在です。走行距離はおそらくチームで一番長いと思いますし、相手チームにとって嫌なスルーパスが出せますし、キープ力もある。正直、柏木がイエローをもらって次節出場停止になったときに「あちゃー!(ノ∀`)」と思いました。

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このチームの何が良いって、真ん中のライン(永田(阿部)ー鈴木ー柏木ー原口)がしっかりしているので、サイド攻撃よりもぐいぐいバイタルエリアを狙って行っているというのが見ていて本当に面白いです。ミシャ監督が狙っている戦術というのが、以前よりもはっきりしてきて選手も理解して動いている感じです。

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19節目にして、「強くなってきたなぁ!」と改めて感じました。サッカー巧者のジュビロに良いサッカーをさせなかったというのも大きな自信になりました。20節のFC東京戦が今から楽しみです。

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おまけ。試合後の「We are Diamonds」は笑いました。マルシオの「次」は、製品にして売り出して欲しいくらいです。笑いもとれる浦和レッズ、最高です(笑)。

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ルシオが着ていた「次」Tシャツ(笑)。今節ではPKを外しちゃったけど、次節ではゴールお願いします!