KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

EURO2012を観た感想。

いつもは木曜日に発行の「Number」が金曜日発行になっていた。EUROの終了に合わせたのでしょうか。早速買って読んだんだけど、相変わらず熱い。特にイタリアの記事(ピルロが泣いている写真)で、読んでいて号泣してしまった。


6月8日から始まって7月1日で終えた今年のEURO。グループリーグは毎日2試合行われ、勝ち抜いた8チームがトーナメント方式で勝ち抜いていく大会だ。出てくるチームは、ヨーローッパを代表するナショナルチームばかり。これは観ないわけにいかない。



当時の自分のTwitterを交えながら書いていきますw(リツイートも含む)。6月8日の開幕戦を頑張って観戦したのですが、夜中の1時と3時30分に試合開始ということで、当然ながらものすごい眠気からスタートしました。これは全試合観られないな、と思ったので作戦を練りました。



その作戦とは「全試合見るのは体力的にきついので、見たいと思った試合だけ起きてみる。」というものです。そして僕が見たいと思った試合は、5月のGWに旅行に行ったイタリアの試合。日数は限られていましたが、生でセリエAを3試合見たことで、「せっかくだからイタリア応援しよう。」と言う気持ちになりました。



結果的に言うと今回の「イタリアだけ観戦」作戦は大当たりでした。何となく予感あったんですけどね。今年、セリエAを制したユベントスからたくさん選出されているし、ピルロブッフォンなんかの精神的支柱も存在するし、けっこう強いんじゃない?と思ってました。



みんな、イタリアのことをカテナチオと呼び、守備はしっかりしているがカウンター中心でいつもと変わらないイタリアなんじゃないの?と考えられていました。事前の親善試合でも負けまくっていましたし、セリエの八百長騒ぎでサッカーどころじゃないという声もありました。



ただ、今シーズンのユベントスの戦い方を見ていると、圧倒的に前線からプレッシャーをかけ、あっという間にボールを奪取しピルロ中心に確実な攻撃を仕掛けるという熱い戦術でした。このユベントスの戦い方をそのままイタリア代表に持ってこられれば、悪くない戦い方が出来るんじゃないかと思っていました。



そしてグループCの試合が始まり、スペイン対イタリアといういきなりの好カードでした。これはもう本当に面白い試合でした。どちらもボールを奪取するため懸命に走り、パスをつなぎ、ゴールに襲いかかりました。Numberで、宮本恒靖が「グループリーグのベストマッチ」と書かれているように、素晴らしい試合でした。



イタリアは、カテナチオどころか3ー5ー2という守備よりも中盤を意識した新しいシステムでした。中西哲生がラジオで言っていましたが、「斬新な3ー5ー2」でした。3バックの中央を司るのは、ローマのデ・ロッシ。この人、本当に守備の時のパスコースを読む力が優れていると思います。スペインのパスをことごとく引っかけていました。デ・ロッシがいてこその3バックだったと思います。



ちょっと長くなってきたので、この続きは別に書きます。