KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

子供の時に時間がゆっくり感じられるのは「ときめき」が多いから。

NHKで面白い番組やっているのを見つけました。「チコちゃんに叱られる!」という番組で、日常の小さな疑問を解消していくという内容です。

 

 

少し前に「大人よりも子供の方が時間が経つのが遅く感じるのはなぜ?」という疑問について紹介していました。

 

結論から言うと、「大人になると、ときめきが少なくなるから」だそうです。同じハンバーグを食べるにしても、大人は何も考えずに美味しいなくらいでおしまい。

 

子供は「わぁ、ハンバーグだー!どうやって作ったのかなぁ、どんな材料なのかなぁ。どうして今日はハンバーグなのかな。」など、1つの事象に対して心躍らせて、あれこれ考えるので、つまり全てが新鮮なわけです。

 

同じ1分でも、子供のように1つ1つをクローズアップして心ときめかせていると、結果的に時間がゆっくり過ぎているように感じるということでした。

 

振り返れば我が娘。

3歳の我が娘は、虫が大の苦手です。階段を昇り降りするのは大好きなのですが、階段の途中に虫がいると、途端に怖がって止まってしまいます。そして、そのまま虫を見続けて数分たちます。

 

怖いけれども、虫から目が離せない。そして、数分経過する。

 

大人だと、思い切りスルーして数秒で立ち去ってしまいます。娘の頭の中では、虫が怖いと思いつつ、なぜそこに虫がいるのか、そこからどのように動いていくのか、どんな名前の虫なのか、そういうことがグルグル回っているのでしょう。

 

NHKの番組では、どうすれば大人も時間をゆっくりに感じることができるのでしょうという質問がありましたが、解答例の一つに「小さな子供と遊ぶ」というものがありました。

 

確かに子供と一緒に歩いていると、立ち止まっては、雲が大きいとか、鳥が飛んでいるとか、普段自分が全然気にしないことについて話しています。

 

忙しい日々を過ごしていると、なぜそこで立ち止まるんだと先を焦ってしまうこともありますが、子供のそういう場面を大事にしてやりたいなと思う週末でした。