KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

非公開練習にしても警備員は見ている、という事実。「サッカー教養講座」

日経新聞の武智さんと山本昌邦さんが対談という形で出版された「サッカー教養講座」という本を読んでいます。

 

サッカー教養講座
サッカー教養講座
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日本経済新聞出版社 (2018-06-07)
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基本的に対談は2018年1月から2月にかけて行われたものが収録されていますが、ハリルホジッチ監督の解任を受けて、緊急対談の内容も入っています。
 
内容は今回のロシアW杯にフォーカスして、なぜドイツは強いんだとか、アフリカのチームはサッカー協会次第だとか、日本が強くなるにはどうすればいいとか、多岐に渡っています。
 
二人のサッカーの知識は相当なもので、とても勉強になります。山本さんはアテネ五輪の時や日韓W杯の時にコーチだったため、実体験に基づいた話も出てきます。
 
その中で、私が面白いなと思ったエピソードを紹介。
 
W杯に出場する32カ国、非公開練習を行う時に、メディアなどをシャットアウトします。しかし、その開催国が用意した警備員は常駐させなければいけません。
 
山本さん曰く、そこから情報が漏れるなんてこともあると本には書いてあります。まじですか、そんなことがあるんですかと、読んでいて思いました。
 
つまり非公開練習にして、本当に情報が漏れないのは、開催国だけだそうです。面白いですよね。そんな話がたくさん出てきます。興味があれば読んでみてください。