Allez Urawa

1975年生まれ。浦和レッズのことを多めに書いています。その他のこともちょこちょこと。

木崎f伸也さんの「アイム・ブルー」が面白いです。小説ながら、サッカー記者らしい記述が盛りだくさん。

もう18話まで来てるんですけど、一気読みしてしまったくらい「アイム・ブルー」が面白いです。ハリルホジッチ監督に批判的な記者で、擁護派の人たちに厳しく言われていた木崎伸也さん(ペンネームは木崎f伸也)が書いています。

 

 

SNSで叩かれていた木崎さん

ここ1年くらいなんですけど、木崎さんって、結構SNSで叩かれていたんですよね。ハリルホジッチ監督に批判的な記事を書いていました。

 

本田選手にベッタリだった記者なので、ハリルホジッチ監督になって本田選手の出場機会がなくなって来たタイミングで、監督の批判的な記事を書くと、「本田選手を擁護してるんじゃないのか?」なんて憶測が飛ぶわけです。

 

そこでSNSで叩かれていた記憶があります。これだけSNSで叩かれると、なかなかWebで発信するのは厳しいんじゃないかなぁと思っていたのです。

 

それが「まさか小説で復活してくるとは!」という気持ちです。しかも、漫画「ジャイアントキリング」の作者ツジトモさんのイラスト入りです。

 

小説だから、突っ込めない

木崎さんがなぜ小説を選んだのか知りませんが、このジャンルを選んだのは大正解です。サッカーというのは、10人いれば10種類の見方があります。

 

木崎さんのように一度SNSで叩かれると、どれだけ良いサッカー記事を書いても、アンチ派からかなり反撃をくらいます。(あるいはスルーされる)

 

これが小説ならアンチ派も突っ込まない。なぜなら虚構だから。これが木崎さんの選択の素晴らしいところ。

 

元々、木崎さんはNumberで面白い記事を書いていました。それだけの実力はあったのです。そこで今回の「アイム・ブルー」です。一度読んでみて下さい。面白いです。

 

どこが面白いのか?

木崎さんは、欧州に何度も足を運び、実際の記事には書けないような裏話とか、トレーニング方法、ホテルでの選手の過ごし方など、引き出しを沢山持ってます。

 

それを、小説という形で、比較的自由にネタを織り込んでいるわけです。読者としては、どこまでが本当でどこまでが虚構かわからない部分はあるものの、勉強になるネタがそこかしこに仕込んであるわけです。

 

この小説の中でも明らかにハリルホジッチがモデルだと思われる監督のことを批判しています。ただ、それが小説なのであまり嫌味にならずに、割とストレートに読む側に入って来ます。木崎さん、うまい。

 

日本代表の中での雰囲気とか、これは記事にしにくいんだろうなぁと思うことがバンバン書かれています。日本代表好きな人なら、超オススメです!