KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

日本代表対オーストラリア代表を観た感想

いろいろなところで、この試合の感想を目にしますが、私も簡単に書いておきます。一番詳細だったのは、河童戦術さんですかね。あのブログはサッカーに対する熱意が半端ない。

kappa.blog


サッカーの見方なんて人それぞれなので、意見が違っていて当たり前です。私が河童さんと違うなぁと思ったところは、乾でしょうか。河童さんのところでは乾がよかったと書いていますが、私はあまり乾はよくなかったんじゃないかなと思っています。

あと、浅野と酒井の右サイドの連携ミスは、みんなが「あちゃー」と思っていたのではないかと思います。NHKで解説やっていた木村和司さんは、「酒井が考えすぎているんじゃないですかねー」なんて言ってました。後半はそんなにミスは出なかったです。右サイドだけではなくて、全体的に前半よりも後半の方が良かったため、ハーフタイムにお互いの確認がきちんとできたのかと思いました。

良かったなと思った選手は、井手口、大迫、原口、長友、川島でしょうか。大迫は誰が見てもよかったんじゃないでしょうか。得点だけ決められなかったですが、1トップの仕事を確実にこなしていました。

井手口は、超弩級のシュートを決めてくれ、中盤での守備もよかったです。MOMを差し上げたいです。あの超弩級のシュートは、Jリーグをよく見ている人であれば、ちょいちょい見かけるミドルです。まあ、あのシュートを代表戦の大事に試合で見せられるというところが、井手口のすごいところですね。

戦術的なところを書くと、オーストラリアの最終ラインがボールを持った時に、中央の2人(セインズベリーとボランチ)がボールを持った時に、浅野や乾でプレスをかけて、横パスした後は比較的そのままボールを持たせます。おそらくプレスをかけないオーストラリアの選手は、それほどパスがうまくないのでしょう。

そこから中盤にパスを入れてくるタイミングで日本はパスカットを狙っていました。なので、中盤が井手口と山口蛍というボール奪取力のある2人が選ばれているのだと思います。FC東京の米本あたりでもこの役はこなせそうです。

一旦ボールを奪うと、大迫にパスを出します。大迫はそこで何とか収め、すぐに他の選手がサポートに走ります。そこからショートカウンターを繰り出すという戦術でした。NHK解説の木村和司さんが言ってましたけども、オーストラリアは揺るぎないパスサッカーを展開してくれて、日本としてはとてもやりやすかったです。

テレビで見ていると、どうしてオーストラリアの選手はあんなに大きな体格なのに、スペイン人のように細かくパスを回していくのだろうと、とても不思議でした。今までのロングボール作戦だと行き詰まり感があったのでしょうね。

何はなくとも本戦出場決定です。なんだかんだ後1試合残しての出場決定はやはりすごいなと思います。おめでとうございます!