KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

ロナルド・レング

日経新聞の夕刊で楽しみにしているコーナーが、ロナルド・レングさんの「Sports & Business」です。サッカーを切り口にして、社会性のある話題を提供してくれます。昨日の夕刊では、サッカーの闇について書かれていました。

彼は最近、あるマフィアの筋から「10万ユーロを融資したい」との申し出を受けた。何度断っても、しつこく言いよられる。調べてみると、彼らは17歳の有望な選手を青田買いするため、両親らに代理人経由で10万ユーロを前もって渡し、息子たちを代理人の支配下に送り込む算段だった。数年後、選手が欧州の金満リーグに移れば莫大な移籍金が発生する。マフィアは手数料の名目で15万ユーロを受け取る。汚れた札束がきれいになって返ってくるわけだ。
(Sports&Business)欧州サッカー ロナルド・レング 裏で金動く闇の世界  世間の無関心 膨張の一因 :日本経済新聞


いきなりダークな引用で申し訳ないですが、サッカー選手がマフィアの資金洗浄に使われているという話です。僕はサッカーが大好きで、主に表の面ばかり見るようにしています。しかしながら、このような裏の面もしばしば耳に入ってきます。

最近、やたらとサッカー選手の脱税のニュースが入ってきます。メッシもそうですし、最近ではレアル・マドリードモドリッチ選手も裁判所に呼ばれています。これ系のニュースが増えているのには、上のようなマフィア(反社会的勢力)を警戒して、サッカー界がより監視機能を高めていると言えます。

まあ、これだけビジネス面が拡大してくると、純粋にスポーツの枠を飛び出して、興行的な側面が強くなってくるのも致し方ないのかなぁとは思います。それでもやはり純粋に勝負の世界を楽しみたいという気持ちは、強く持っていますけどね。