KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

日経夕刊のコラムから

日経夕刊のコラム、日替わりで著名人が文章を書いています。そのメンバーの1人、村木厚子さんの文章が気に入っています。嫁さんも一目置く村木さん。今日のコラムもなかなか素敵でした。

30歳になったとき、20歳の時の自分より成長したと実感できた。40歳になったときも、30歳の時より成長したと思った。だが、40代半ば、老眼と体力の衰えに直面して、これからは下り坂、もう成長は望めないのだと悲観的になった。
(あすへの話題)年を取るということ 前厚労事務次官 村木厚子  :日本経済新聞


この出だしを見ると、「おや、ちょっとくらい文章なのかな。」と思いますけど、そんなことはない。最後の方は胸がジーンとなるお話しです。村木さんって、見た目は地味(失礼)だけど、考えていることはとても温かくて面白い人なんですよね。

3月22日のコラムもよかったです。あまり多くは語りません。

私が逮捕されて勾留が決まったとき、弁護士が心配して夫と娘に「家政婦さんを雇いますか」と聞いてくれた。夫と娘は「大丈夫です。今までと変わりませんから」と答えたと弁護士は大笑い。もう少し言いようがあるだろうに。結局娘たちは、母親を高くは評価していないが理解はしてくれているということか。
(あすへの話題)娘からの通知表 前厚労事務次官 村木厚子 :日本経済新聞


村木さんが拘留されていたときのお話しです。読んでみると面白いですよ。