KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

日経産業新聞で「医薬品営業」という特集記事

今週の月曜日から日経産業新聞で、「医薬品営業」という小さなシリーズ記事が組まれています。1回目は「MR減少時代、量から質へ」というタイトルでした。私は前職がMRでしたので、大いに気になる記事です。

製薬会社の営業職にあたる医薬情報担当者(MR)が減少に転じた。人海戦術が処方拡大につながりやすかった生活習慣病薬が相次ぎ特許切れを迎え、病院によるMRの訪問規制も厳しくなる一方だ。ノバルティスファーマ武田薬品工業などで発覚した不祥事も逆風となり、医薬品営業のあり方が問われている。
日経産業新聞(10月12日付)より>


数年前からMRによる接待もなくなり、またエムスリーなどで医療関係者は情報を得ることもできます。医師の8割に当たる25万人がエムスリーに加入しています。私もエムスリーは使っており、毎日メールマガジンが送られてきます。

病院をスーツ姿の営業が歩いている、というのも患者さんにとっては印象が良くないようです。苦情が出ているときにはありました。

しかし、個人的にはMR大好きです。世間からするとメーカーと病院が結託してバカ高い薬を使ってもらうように営業している、というイメージもあるかも知れないですが、それで助かる患者さんもいるわけですし、医師もエムスリーなどの文章だけで医薬品の情報を得るのも限界があります。

やはり営業と会うことで、文章では得られないその薬の知識が得られますし、営業と話すことによって、使い方を覚えていくというメリットもあります。武田やノバルティスが過剰な営業をしたのかも知れませんが、営業のMRを動きづらくするのは良くないと思いますよ。

引き続き、シリーズ記事を読んでいきます。