KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

SBI証券×モーニングスターのIRカンファレンスに行ってきた

SBI証券モーニングスターが共同で主催のIRカンファレンスに行ってきました。場所は東京ドームシティ(プリズムホール)です。なにやらGLAYのコンサートと思いっきり被って、後楽園周辺はすごい人でした。

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東京ドームシティって、丸ノ内線だと後楽園で、JRだと水道橋で降りるんですよね。東京ドームの対角線にそれぞれの駅があるんだな、と今回勉強になりました。

個人投資家の中で、いろいろ聞いてみるとこのような個人投資家向けイベントに参加するのって、人それぞれみたいですね。あんなの時間の無駄という人もいるみたいですが、僕は上場している会社の担当者が、熱心に自分の会社がどれだけ魅力的かを説明するのは結構好きですね。

日経や野村證券東証が行うイベントが3大IRフェスタと呼ばれていますが、さすがにそれらに比べると今回のイベントは小規模でした。一番の目玉は経済アナリストの森永卓郎さんの講演です。僕は時間の関係で、聞きませんでした。

こういうIRフェスに参加する意味って、自分なりに考えてみたのですが、

  1. 四季報だけじゃよくわからない会社の製品を見ることが出来る
  2. 社長が直々に説明会やっていることがあり、質問もできる
  3. 今まで知らない会社について、ざっくり知ることができる
  4. 個人投資家に力を入れている会社、IRに力を入れている会社がわかる
  5. 識者の講演会が聞ける

と言うようなことかなと思います。例えば1番の「製品を知ることができる」という面で、今回は「パンチ工業(6165)」と「東京応化工業(4186)」の製品は担当者にじっくりと話を聞くことができ、とても参考になりました。あと公式発表されていないシェアなんかも、聞けば答えてくれるときがありますね。

パンチ工業なんか、全く知らない会社で、作っている製品が「金型」と言われて、はあ、金型ですか、なんですかそれは?という状態だったんですけど、説明会が終わったあとに担当者に何度も質問してやっと「金型」という製品について知ることができました。会社のロゴマークにもパンチマークが入っていて、僕なんか昔プロ野球選手にいたパンチ佐藤を思い出してしまいましたが、全然関係ないみたいです。最近、東証2部→東証1部と立て続けにステップアップしてきた会社ですね。

東京応化工業も、フォトレジストという製品でかなり有名みたいですが、フォトレジストってなんですかそれは?という状態でした。これまた説明会が終わった後に担当者にしつこく質問して、基板を用いて詳しく回答してもらいました。こんなの四季報読んだだけじゃよくわからないよ、という製品でした。東京応化工業は、技術力が高いようで、対売上営業利益率が15%もある会社です。

一緒に担当者の話を聞いていたおじさんが、「良い会社だと思って株を買ってしばらく持ってたんだけどなかなか動かないから売ったんだよ。そしたら最近上がってきてさ、惜しいことしたよなぁ。」とつぶやいていたのは本音トークで面白かったです。

あと、キャリアリンク(6070)とムゲンエステート(3299)は社長直々に説明会をやっていました。ムゲンエステートは、不動産業という景気の影響を受けやすい業種でありながらリーマンショックの時も黒字だったのはすごいなと感心して話を聞いていました。キャリアリンクは、人材派遣会社で、CRMBPOなど説明してくれて、終わった後も重役の人たちがいろいろ回答してくれる環境だったのですが、いまいちパソナやテンプHDとどう違うのかがわからなかったですね。

夜に予定が入っていたので、駆け足の見学だったのですが、いろいろな会社の話が聞けてよかったです。やっぱり個人投資家向けイベントは、僕には向いているなと思いました。行かないのはもったいない気がします。