KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

リバプールのジョー・アレン

相変わらず、プレミアではリバプールを追っかけています。シーズン序盤のちぐはぐな状態からやっと調子を取り戻してきて、もう一歩でチャンピオンズリーグ出場圏内というところまで来ました。個人的には、ジェラードからキャプテンマークを引き継いだヘンダーソンと、サイドでも中央でもプレイできるマルコビッチに注目しています。

ただ、一時期試合で見かけなくなったジョー・アレンが復活してきているなと思っていたら、以下のような記事を見つけました。


ジョー・アレンが輝く2つの理由〜速攻に順応した”ウェールズのシャビ”〜


ジョー・アレンというのはスウォンジーからロジャース監督が連れてきた中盤の選手です。リバプールに移籍してきた12−13シーズンはほとんど試合に出ていた印象があるのですが、去年はそれほど見かけませんでした。

守備が上手なので、アンカーポジションで最終ラインからのボールを前線につなげる役目を担っています。これまではジェラードがその役目を果たしていたのですが、それに代わって出場しています。

ジェラードほどロングボールは蹴らない選手で、15メートル前後のグラウンダーのパスを堅実につなげます。上の記事は、アレンがスウォンジー時代よりも判断の速さが向上し、素早く、丁寧にパスをつなげる選手に成長したと書かれています。

確かに試合を見ていると、それほど派手なことはしないのですが、一つ前のヘンダーソンやコウチーニョに確実にパスをつなげますし、前が空いてるとみるやドリブルを始めて相手の選手を引きつける役目もこなします。

パスが子気味よいので、リズムができて前線の選手も攻めやすいのではないかと思われます。下の動画を見ると、如何にアレンが上手につなぎ役をこなしているか伝わるはずです。


Joe Allen vs Man City - YouTube

リバプールって言うと、スターリングやスターリッジコウチーニョに目が行きますが、こういう選手がいてこその「イレブン」ですね。168センチと大きい選手ではありませんが、これだけやれると示せるものがありますね。