KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

アップルウォッチが売れるには時間がかかるかもしれない

アメリカで3月9日にアップルウォッチが発表されました。日本時間でいうと深夜の2時くらいで、アップルの発表はいつもそんな時間です。僕も何度か深夜に起きてリアルタイムでジョブズやクックの発表を見たことがありますが、今回は朝起きたときにニュースで確認しました。参考になったサイトは以下。

 


ついに「Apple Watch」登場? 発表会はいよいよ今夜! #LIVEBLOG : ギズモード・ジャパン

じーっと上のニュースサイトや他の記事も見て思うのですが、固定ファンは発売してすぐに買うでしょう。128万円の高級タイプもそれなりに売れるでしょう。アナリストの予想では、2015年で1000万台は売れるだろうという話です。

ただ、iPhone全体で7億台売れており、iPhone6(プラス含む)だけでも2014年10~12月期で5000万台売れていることを考えると、年間で1000万台予想というのは小さい数字です。日経電子版でも、すぐに爆発的に売れるよりも5年程度の時間をかけてキラーコンテンツを作っていくのではないだろうかという記事が書かれています。


機能よりファッション色強く アップルウオッチ使ってみた :日本経済新聞

iPhoneの歴史を見てみると、やはり発売した初期はアーリーアダプターが購入してブログで書くようなマニアックな代物でした。iPhone3Gあたりから、他社が作ったアプリをインストールできるようになり、爆発的に普及するきっかけになりました。

あの時から比べるとアップルの知名度も上がっていますし、キラーコンテンツを作るとiPhone以上に急速に普及する可能性もあります。ただ、今朝のニュースを見て、ひとまず「使い始めると、もうその機種なしでは生活できない。」というほどのコンテンツはないように思われました。

iPhoneは、みんな買うのは、デザインもさることながらすでに生活に密着していて、それなしではまともな生活が送れないというレベルに達しているからだと思います。天気予報、電車の時間、電話を含めたコミュニケーション手段、地図、カメラ。使い勝手を考えるとガラケーには戻れない要素があります。

果たしてアップルウォッチはそういうレベルに達することができるのか。今後が楽しみな製品ではあります。個人的には、「Pebble Smartwatch | Smartwatch for iPhone & Android」にも注目していて、アップルウォッチと競うようなものでもないかもしれませんが、電池の持続時間や価格の安さを考えると、なかなか面白いなと思わせる製品です。