KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

【映画】エンディングノート(泣けました)

ガンで亡くなっていく父を、ドキュメンタリーとして撮り続けた映画「エンディングノート」を見に行ってきました。知人から「泣ける」と聞いておりましたが、確かにそうですね。泣ける映画です。

”熱血営業マンとして働き続け67歳で退職したサラリーマンが、第二の人生を歩み始めた矢先にガン宣告を受け、残された家族と自分の人生を総括するために“エンディングノート”を実行していく姿を収めたドキュメンタリー”(Yahoo映画より)。

がんを宣告されたところから、ゆっくりとゆっくりと亡くなるまでをカメラで追っています。時には昔の写真や映像を挿入し、砂田知昭氏の成り立ちを紹介します。この映画の良いところは、主人公である知昭氏のキャラクターです。

自分が死んでいくと言うことに対して、(表向きは)それほど思い詰めた雰囲気にならず、ユーモアも交えてそのXデーに向かって段取りを進めていきます。監督は娘の砂田麻美さん。カメラを回しているのも監督自身で、非常にお父さんのことが好きだったんだなと感じさせられます。

どこで泣けるか、というのはある程度イメージできるシーンなのですが、僕はここのシーンで自分の祖母が亡くなった時を思い出しました。うちの祖母は、脳卒中で5年ほど寝たきりになり、最後は腎不全で亡くなりました。幸運なことに祖母の最後に居合わせることが出来たのですが、やはり人が死ぬその瞬間というのはすごい迫力があります。とにかく涙が止めどもなく出てきます。その時のことを思い出しました。

この映画を見て明るくなることはないですが、ガンで死んでいくと言うことがどういうものなのか、伝わってくるものがありました。