KH Chronicle

1975年生まれ。サッカーのことを多めに書いています。医療と経済にも興味があります。

【映画】最後の忠臣蔵

北の国から」の演出で有名な、杉田成道が監督をしている映画「最後の忠臣蔵」を観に行ってきました。めちゃめちゃ泣けた!

この映画を一言でいうと、「理想」でしょうか。主役の瀬尾孫左衛門(役所広司)は、大石内蔵助の家来であり、赤穂浪士討ち入りの前にある使命を任されます。それをきちんと遂行していく物語なのですが、瀬尾という人間がとても実直な人間で、誠意を以て任務にあたります。そこの部分が、日本人としてとても理想的だと思いました。素晴らしいと思ってもなかなか実行するのは難しいことがあると思います。

主演は、役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみです。前の二人は、あいかわらず素晴らしい出来栄えです。桜庭ななみは、最近注目されている女優だそうですが、初めて見ました。きりっとした表情がとても印象的で、良いキャスティングだったと思います。あとは、山本耕史だとか、安田成美だとか、脇役ながら主演級の人たちがそろってましたね。

映画自体は、池宮彰一郎の同名小説を映像化したものなのですが、ネットで調べる感じでは、実話ではなさそうですね。あくまで小説ですが、うまく赤穂浪士討ち入りと絡ませて描いていると思います。お正月映画、続々と公開されていますけど、おすすめの一本ですよ。